受験と想像力
3月は塾の新学期です。
今年度も抜群の合格率で小学校受験、中学校受験は終了しました。
いよいよ高校受験結果を待つのみです。
受験者の保護者様には、受験前にこれだけはおっしゃって欲しくない言葉が1つあります。
それは「〇〇校に合格することだけが、全てではないですよね。」という言葉です。
特に小中学校受験は、親御様が受験をお決めになられることが殆どです。
しかし、受験が近づいてくるとこの言葉を発する親御様がおられます。
言葉は言霊となって、お子様を取り巻く全てに悪影響をもたらしていきます。
私は、今までこのようなことをはっきりと書いたことはありませんでした。
しかし、23回の小中学校受験を通して言霊は存在することを感じてきました。
つまり、一生懸命勉強をしても不合格だった場合は、その学校に行かなかった方が最終的には良かったと言える日が来る場合に、不合格の通知が来るのだと思うようになりました。
その時は「あの学校に行くことだけが全てではない!」と断言して差しあげましょう。
国立、県立中学校受験では内申点が5段階評価で平均4.7以上が必要です。
日体中学では4.2以上です。
つまり、当日の結果がボーダーラインならば内申点の高い生徒から合格になります。
小学5年、6年の内申が重要です。
私立中学では英検4級を取得している子は、試験科目を1科目免除になる学校も出てきました。
私立高校では英検準2級を取得している子は、受験において優遇されます。
高い内申点や英検は、それなりの準備期間を要します。
基本となるものは6歳までに培ったIQの中の記憶力・理解力・推理力・発想力です。
しかし、そこにプラスして話す力聞く力が重要なカギを握っています。
日本語のみならず英語も同様です。
自分で考える力を育てるには、親御様がお子様自身から答えが出て来るように待ってあげること、ヒントをあげることです。
大学受験では、想像力までをも求められる時代がやってきました。
AIの出現で、より想像力は欠かせないものとなってきます。
MIRAIにおける想像力とは、脳の中での数や形に関する経験値を高め、それらを言語に換えて思考し、書いたり話したり解いたり出来る力のこととしています。
これは、アメリカのギルフォードという教育心理学者が導き出した教育上での「想像力」を基本としています。