人前力
今から28年前まで公文式の講師として全国25,000人中2位の指導率講師として算数・数学と国語教室を開校していました。
生徒は450人ほどで全国5位を保持していました。
私が公文式を続けるか否かの決断をしたのは英語コースが公文式で始まった時でした。
当時はNOVAやイーオンの英会話が日本中に浸透しつつある時代でした。
昭和生まれの私は、英語という教科は話せなければ何のために学ぶのだろう?という疑問を常に持ち続けていた一人でした。
そのため、公文式の書いて解いて理解をしていく文法英語をコースに加えることなく11年間の公文式の幕を閉じ、全てオリジナルでMIRAIを開校しました。
近年タッチペンにより聴いて解いていける公文式に変化を遂げました。
個々のペースで聞いて解けるタッチペン自体には、大変興味がありました。
そのため、教材フェアでタッチペン付き級別テキストを見つけたときは、クリエイティブライティングコースと英検コースで活用できる!と、興奮しました。
話せるとは、聞ける力とコミュニケーション能力があってこそだと思います。
しかし、最近は携帯の翻訳アプリを使用すれば世界中の言葉に替えて会話をすることはできます。
ここまで進むことは28年前にも想像は出来ました。
ならば、何のために我々は英語を学び続けるのでしょう。
英語が世界語になっているからでしょうか。
言語において1つの基準を決め、それに基づき世界中の経済が動き続ける現代。
基準の言葉をより深く知らなければ経済活動に遅れをとるのは必至です。
また、通訳や翻訳機を通さない言葉の方がより深く相手との交流が図れるのは言うまでもありません。
但し、日本人気質である「シャイ」のままでは伝わるものが半減してしまうでしょう。
MIRAIでは、英会話コースのみならず、学習コースにおいても、人前で自分について話をさせています。
子どものころに鍛えた力は、成人する間に必ず生かされる時がやってきます。
私自身、小学生の時に「人前力の重要性」を知っている大人に出会い、人前力を鍛えられていたと確信しています。
MIRAIは、そんな大人が沢山いる場所としてあり続けたいと思います。