日本の中学生は何故こんなに大変なのか?!
中学時代の部活動で、もし運動部を選んだのであれば過酷な中学時代の幕開けだと思います。
それは、運動部であっても文化部であっても、同じように定期テストの期日はやってくるからです。
運動部を選び、尚テストで点も上げていこうとした場合、日頃の疲労感は文化部の3倍に値すると思います。
その疲労感を乗り越えて3年間やり遂げた時には、平成が終わろうとしている今ではあまり聞かれなくなった、「根性」というものが確実に身に付いてきます。
厳しい運動部に所属したのであればなおさらです。
かつて、日本在住のカナダ人の友人が言っていた言葉を、私は今も忘れられません。
「自分の子どもは中学生になったら日本では育てたくない。まずテストが多すぎる。感性はいつ育むのだ︖運動部の中学生の疲労感を見ていると悲しくなる。」という言葉です。
私も同感です。
私自身も剣道部だった中学時代には、二度と戻りたくはありません。
確かに運動で優れた結果を残せば、高校や大学の推薦も受けられます。
しかし、それはほんの一部の限られた生徒のことです。
しかも、途中で退部をしたら内申書に傷がつきます。
運動部を3年間続けられただけでも、内申点に5ポイント位プラスしても良いのではないかと思っています。
社会に出てから中学時代に培った「根性」は、必ずや生きてくると私は思います。
37年間従業員を雇用してきて感じるのは、厳しい運動部に所属していた講師は上下関係を自然に理解し、上司は勿論周囲の信頼を得ています。
故に文武両道の道が厳しいのは致し方ないのでしょうか。
私は運動部所属の中学生の応援団長でいたいと常に思っています。