[box style=”green”]国公立受験とは?
今年度の公立高校入試まであと1か月程です。
先日ここ数年の入試問題を解いてみたところ、社会科と理科において、
問題の難易度は変わっていないものの1つずつの問題文が長くなってきていると感じました。
平均的な学力の中学3年生が、時間内に最後の問題までたどり着くのは至難の業であるとも感じました。
つまり、解答を導き出すまでにいかにスピーディーに問題を読みこなすかが重要になってきているということです。
これは乳幼児期からの読み聞かせが、
今まで以上に必要になっていることを示しているのです。
また乳幼児期からの読み聞かせを前提とし、
小学生になってからも読書が好きな子どもに育っていることが大切です。
小学校で習う漢字を読む力が、入試問題の読みこなしの上でも重要なのです。
数学においては、図形問題とイメージして解く問題の比重が年々高まっています。
私は、5年前まで25年間毎年中学3年生の受験生を指導してきました。
その間、図形問題を指導する度に
『図形の感覚は、幼児期に積み木やレゴでどれだけ遊んだかなのだなあ!』と感じてきました。
図形感覚の育っていない中学3年生に指導する場合、紙面ではなく実物を用意しなければなりません。
つまり、図形におけるイメージ能力がないからです。
国語においては、今まで同様で読解力が必要です。
英語は、日常英会話内容におけるリスニング力が今まで以上に必要です。
そして、問題の内容も日常会話を中心としたものです。
それらを、英語で書ける力が求められます。
大学入試のセンター試験でも、リスニング力が求められている現代です。
幼児期から中学生まで英会話を学んでいかれることは、必然的なことだと思います。
こうしてみますと、乳幼児期に両親が我が子に語りかける正しい日本語の量と、
絵本の読み聞かせの量がいかに重要かが伺い知れます。
お子さん方を導いていくいわゆる先生と呼ばれる人達も言語の質を上げていく努力が必要なことを感じています。
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