「学校指導要領で「生きる力」を育むこと」代表:荒関
学校指導要領で「生きる力」を育むことが提言されてから数年が経ちます。
日本は水も食べ物も満たされているはずなのに、日本の教育現場では生きる力を育む必要があるのです。
教育現場でのいじめや暴力は、大人社会の縮図です。
大人が仲間作りを子ども達に見せていける最たる場所は、家庭であり学校です。
しかし現状は様々な問題を抱え簡単には「生きる力」は育まれません。
なぜならば「生きる力」の根底には自己肯定感が必要だからです。
そして、これは幼少期に大人によって作られるのです。
保護者はもちろんのこと、先生と名のつく大人は子どもを認め誉めていくことがどれだけ重要なのかを知るべきなのです。
先日小学校の校長先生とお話をさせて頂く機会がありました。
『義務教育の役割はなんでしょうか?』とあえてお聞きしてみました。
校長先生は「勉強を教えることです。」とおっしゃられました。
私は、『資本主義が崩れつつある現代では、仲間作りができる子を育むための人的環境の提供が義務教育の役割だと思います。』と述べさせていただきました。
現代は、地域や家庭でも子ども同士での遊びが成り立ちにくいと思います。
実際大人同士ですら他人との関わりが難しいのが現状です。
しかし大人同士が仲が良くなければ、子どもをいじめや危険からも守れません。
今こそ豊かな人間性を築く努力を先生、保護者をはじめ大人全員がすべき時代になっています!
文部科学省の基本的考え
【確かな学力】【健康・体力】【豊かな人間性】
これら3つが育まれてこそ生きる力となる。