「うちの子、漢字が上手に書けなくて・・・」と悩んでいるお母さんへ

「うちの子、漢字が丁寧に書けなくて・・・」
「とにかく早く書こうとして、読めない字になってしまっています」
「ちゃんと書き方を教えようとしても、全然言うことを聞かなくて・・・」
「字が雑で、とめ、はらいが全然できません」
とくに小学校低学年のお子さんをお持ちのお母さんに多い悩みではないでしょうか?
国語はすべての科目の基礎にあたる部分です。
中でも、漢字は小学校低学年でしっかり書けるようにしておかなければなりません。
漢字が上手に書けるようになるコツはいくつかあります。
一つ目は、鉛筆の持ち方です。
基本的なことですが、とても大事です。
うまく文字や漢字が書けない場合、鉛筆を握っているとき力みすぎていたり、鉛筆を握っている位置
が少し高く力が入っていなかったりします。
鉛筆にシールを貼ってあげて、握る位置を毎回矯正してあげるか、専用のグリップを使用するのも良いかと思います。
二つ目は、姿勢です。
漢字が丁寧に書けなかったり、文章がまっすぐ書けない子は、大概姿勢が悪いのです。
椅子に斜めに座ったり、机に寝そべって本を読んだり、椅子の上にあぐらをかいたり。
お家での姿勢にも注意してください。
体にも良くないですし、間接的に学力向上を妨げる要因となってしまいます。
きちんと背筋を伸ばして座り、左手を添えて文字を書くことは大切な練習です。
三つ目は、意外に思われるかもしれませんが、ぬり絵です。
漢字が上手に書けないのは、手がうまく動かないからです。
小さい頃からぬり絵をすることで、手が自由に動くようになります。
ぬり絵は、集中力を培うことができ、はみ出さないように色をぬっていくことで器用に手を動かすことができるようになります。
ぬり絵は、侮れないのです。
四つ目は、漢字をなぞる練習を繰り返すことです。
漢字を習い始めるときも、ひらがなの練習をするときと同じように、なぞる練習が大切です。
なぞっていくと自然と漢字独特の書き方や形に慣れてきます。
線と線の間隔、部首の大きさや位置など正しいものを模写していくうちに奇麗な漢字が書けるようになっていきます。
その際、しっかり書き順通りに書くように気をつけなければなりません。
書き順がめちゃくちゃなのも、上手に書けない子の特徴です。
はじめから上手に書くことなど困難です。
きちんと模写をして、できるようになってから白紙の紙に書いていく練習をしていきましょう。
どれも当然のことですが、当然のことがきちんとできていないと後々苦労してしまいます。
小さい工夫を少しずつ実践していくことが遠いようで一番の近道です。
しかし「10回書いて覚えなさい!」などの大昔のやり方では、余計に漢字が嫌いになってしまいますので、そこだけは要注意です。
私自身、学生時代は文系科目が得意でした。
漢字をはじめ、国語力をしっかり身につけることで、英会話やオーストラリアでの4年間の勉学にも役立てることができました。
基礎の学習能力を高めることは、植物の根っこの部分にあたります。
将来奇麗な花が咲 くように、できるだけ根っこ強くしていけるよう、私も全力で指導させて頂きます!