令和の教育は想像力・プログラミング能力育成

2019/09/29

 

平成の教育を受けて育った方とは、現在15歳から31歳までの方々を指すのだそうです。

平成の教育に対しては、色々と問題視されてきました。

しかし、平成時代があったからこそ今後教育界はどうしていけばよいのかが明白化しているとも言えます。

2020年度より、国を挙げての「想像力の育成とプログラミング能力の育成」が始まります。

これは、相反するもののようでいて、共通するものがあります。

それは共通言語とされるものです。

つまり、どちらも言語なのです。

想像という意味は、実際に知覚に与えられていない物事を心の中に思い浮かべることです。

つまり、相手の気持ちを心の中に思い浮かべられる力です。

30年ほど前は「創造力」の方が優先されていました。

しかし、この30年間で人間を楽にする多くの物や仕組みが出来ました。

その為社会では、「創造力」より「想像力」を持ちコミュニケーション能力の高い人間を必要とされるまでになってきました。

人と人を繋ぐものは言葉です。

「はい。ありがとう。すみません。ごめんなさい。」昭和の時代に学校で「は・あ・す・ご運動」として教えられました。

残念ながら平成の時代には継承されなかったようです。

家庭内で挨拶や他人へ対する敬意の念を教えていかなければ、かつて『創造力』のみを目指して日本の国が進んできた現代と同じような結果しか得られなくなるのだと思います。

ロボット開発に携われるプログラマーを、国を挙げて育成していくプログラミング教育。

だからこそ、今後は増々相手を想いやる想像力こそ必要不可欠になっていくでしょう。

実際の公教育での想像力は、相手の気持ちだけではなく、理科・社会科・算数・数学の教科の中に想像してこれら教科の垣根を超えた問題を解きながら想像力を付けていくと言われています。

しかし、それを今後指導される平成生まれの公教育の先生自体の想像力向上研修が必要ではないでしょうか。

また、子供たちにとっては、想像の元となる五感を使った遊びと友達とたくさん遊んだ幼少期の経験こそが想像の原動力と言えるのではないでしょうか。