素晴らしい先生が育つには

2016/11/09
世の中の様々な分野は、戦後目覚ましい発展を遂げました。
そのような中で教育の分野はどうでしょうか。
インターネットの活用は、教育の分野に視覚的な学びの広がりをもたらしました。
しかし、教育の目的の第一は「人造り」であると思います。
それは学力だけでは決して造れないものなのです。
なぜなら、「人作り」とは人間として幸せになる力を育むことに他ならならないと思うからです。
そして義務教育の間にそれを育まなければ、子ども達に誰がそれを育くんでくれるというのでしょうか。
教育には、学校教育、家庭教育、社会教育があります。
しかし、現代の日本では核家族化により家庭教育は希薄になるばかりです。
また、日本の18歳未満の学生達の幸せ感は、アジアの中の最下位だそうです。
これは、手をこまねいていられない問題です。
年間3万人も40代から60代の男性が自殺により命を落としているそうです。
寿命の尽きるまで幸せに生きられる教育をしていくべきです。
また、犯罪の低年齢化は止どまるところがありません。
ここまで来ますと、日本には幸せに生きていける力を育める場である学校と社会教育の立場の中にいる塾の先生達が最も重要なのだと感じています。
人間教育だけは、コンピューターでは発展しえないのです。
人間は人間でしか心を育めません。
更に本当の結果は四半世紀かけないと見ることができません。
本年は戦後より70年が過ぎ、日本の教育の変革が始まりました。(今までなぜそれが許されなかったのかは、教育業界におられる方ならばお分かりかと思いますが、ここでは割愛せて頂きます。)
いよいよ本物教育が出来る先生が必要な時代になりました。
しかし、多種多用な保護者の要望を学校にぶつけている現状と発達障がいを抱えた子どもが年々増え続けている
昨今、何から手をつけるべきなのでしょう。
私は、とにかく本物の教育者を作り続けていくことだと提言します。
教育だけが発展を遂げられないのは、学力と精神力の2つを育てることに決めていないからだと思います。
社会で働くにもこの2つが必要ながら社会にでてから精神力が育ってないことを指摘され多くの若者がうつ病を患っています。
先生と言っても人の子です。
勉強もできて、精神力もある人ばかりがなるわけではありません。
素晴らしい先生がおられても、その先生が退職された際、教育が受け継がれるには素晴らしい先生の教え子が先生になってくれた場合だけです。
しかし、その先生のようにできるようになる期間を考えると、四半世紀を必要とするのです。
これが教育分野が発展を阻まれてきた最大の原因だと私は思います。
今、精神力が高い先生と学力が高い先生のどちらも必要なのです。
そして、それを最低25年間続けることで幸せ感の高い子供たちを増やしたいものです。
ですから、2つとも備わっている先生を求めるのは四半世紀後にしてはいかがでしょうか。
素晴らしい先生を沢山育てる事が、教育分野の発展だと私は信じています。
だから、今日もMIRAIの先生たちと奮闘を続けます。