「ひとりひとりの『個性』」幼児講師:松本

2014/04/29

「アイ君が大好きでとっておいたペロペロキャンディーを、パックりんが食べてしまいました。」
という問題文に対し困ったような残念なような顔をしながら、
「アイ君が可哀想だね。パックりんだめだね。」
と言った男の子がいました。

イメージ問題では先生のお話を記憶し、後から問題に答えなければなりません。
多くの子ども達は指を折りながら、お話の中で出てくる数などを覚えることに集中しています。

そんな中、自然とお話に感情移入をして聞ける豊かな感受性。
それは大切に育てることで、この子が成長した時に何よりも強い力となるのだろうと感じました。

この男の子は、とても強く豊かな感受性を持っています。
他の子はこの子ほど強い感受性は持っていないかもしれませんが、
この子がもたない 「何か」 が必ずあります。

誰しもが持っている 「何か」 を 「強さ」 に変えていける場、
MIRAIはそんな場所であってほしいと思いました。

幼児講師 松本円花