時代はイメージ力を求めている!

先日、雑誌を読んでいてふと目に留まった記事があり、一気に熟読してしまいました。
それはソフトバンク社長の孫正義氏と脳科学者茂木健一郎氏との対談です。
その対談の内容が大変興味深かったので以下に抜粋します。

孫:
今までも僕はどちらかというと右脳人間なんですよ。
成功した後のイメージを先に頭に思い浮かべて喜んじゃうんです。
「やった!成功した!」って。
先日、ソフトバンクの今後30年間の経営方針となる「新30年ビジョン」を発表しましたが、そのときもまずやったのは、「30年後の未来ってどんなだろう」と想像することでした。
30年後の街並み、オフィス、自宅のリビングで最新のデバイスを持っている自分の姿。
「こんな素晴らしい未来がきた!」って、一人喜んでいました。
最初に喜んでしまうことのメリットは、その後の難関が気にならなくなることです。
最初に自分の中で成功しちゃっているわけだから、その後どんなに苦労したって、その喜びのために我慢できちゃう。
これがもし「いまできるところから始めましょう」なんてやっていたら、到達する前に諦めてしまっているんでしょうね。
最初は右脳を使って思う存分、成功のイメージをつかみますが、その次の段階では、そのイメージを実現するための具体策を左脳で翻訳していくんです。
「この未来を実現するためにはどうすればいいか」と。
そこからはもう、完全に理論の 世界です。
茂木:
僕、よく若者に向かって「根拠のない自信を抱け」そして「それを裏付け る努力をしろ」というんです。
でも、孫さんの人生って、まさにそれの繰り返しですよね(笑)右脳と左脳がうまくハイブリッドされている。
孫:
順番は大切だと思いますよ。
最初は根拠なんてなくていいから、自分が大成功しているイメージを持つ。
努力は、その後でいいんです。
(『プレジデント』(2011/3/7号)「成功する脳習慣とは何か」孫正義VS茂木 健一郎)

成功するのにイメージ力がいかに大切かを考えさせられます。
未来を想像し、創造していくことが大切です。
MIRAIではまさにこのイメージする力、考える力を育成しております。
またスポーツの世界でも同様に右脳の重要性が叫ばれております。
以前『NHKスペシャル』で棋士の羽生善治名人の特集がありました。
羽生名人の脳の動きを観察しながら、小学生と対局する企画でした。
将棋を指すときに、小学生は左脳が活発であるのに対して、羽生名人は右脳が活発に活動していることがわかりました。
つまり羽生名人は駒を指すときに「相手がこうきたら、こう打つ」と論理的に考えるのではなく、「なんとなくここに駒を指せばこちらが有利になるな」と直感的に瞬時にひらめくわけです。
ところが、論理的に考える人は相手がここに「歩」を打ってきたら、そこに「金」を打とうとか、ここに「桂馬」を動かそうなとか考えるのです。
人間の頭というのはすべてが論理で働いているのではなく、直感力「先を読む力」が非常に重要であると思います。
一流の人間は皆イメージ力、すなわち右脳を大切にしています。
この先時代を切り開いていく人間を育てるには直観力やイメージ力が不可欠です。
イメージ力は年齢が低ければ低いほど育みやすいのです。
MIRAIでは乳幼児期から右脳 を育成するよう指導させて頂いております。
ただ学校の勉強が出来るだけでなく、創造性にあふれた子だもたちを育成し、21世紀最先端の教育を今後も実践してまいります。