小・中・高校受験対策で最も大切なこと

2018/05/03
小学校受験19回。
中学校受験26回。
高校受験37回。
私は、これらを生徒と共に経験してきました。
そのうちの25回は、自分が全て教えさせて頂いた生徒の受験でした。
そして全て全員合格を勝ち取りました。
「受験は、対策と傾向にあり」とは、ずいぶん昔から言われていることですが、本当にその通りです。
受験校の試験の傾向に対して、徹底した対策を立てて取り組むのは言うまでもありません。
また、それ以前に重要なことが一つあります。
それは、受験校が子どもの学力や、性格に合っているのかどうかです。
性格の問題は、入学後に学力的に問題がなければ徐々に消えていくことでしょう。
しかし、学力の問題が出てくると、性格的な面もほぼ同時に表出してきます。
学力的に無理があっても保護者の強い要望から受験し、何とか合格、入学してもその後挫折を味わい保健室通いをする子も見てきました。
国立小学校受験では、6歳でのIQが127以上あれば、入学後も楽しく学校生活が送れるで
しょう。
しかし、それ未満の場合は入学後も思考力を高め続けることが必要でしょう。
国立、県立中学校受験では、思考力テストで小1~小3までは合計が7以上、高学年は8以上あれば安心でしょう。
高校受験では、受験校別に合格できる内申点が決まっています。
1点でもその学校の基準より低ければ、当日のテストの点で合否が決まります。
過去の多くの受験生のデータからいえることは、4歳から6歳までのIQテストの結果で127未満の場合は、小中学校時代に自宅でコツコツと学び続けていかない限り中学校のテストで好成績を取りにくいということです。
小学生がする思考力テストの結果と、その子が幼児期に行ったIQテストの結果とでは、ほとんど同じ結果がでていることからも分かります。
0歳から3歳で人間の脳は8 割出来上がるというのは本当なのだと、私はずっと思い知らされてきました。
とはいえ、既に4歳を超えていたら絵本を沢山読み、レゴや積み木で沢山遊ぶしかないのでしょうか。
小学生になってしまっていたら、思考力養成とイメージ問題を沢山するしかないのでしょうか。
中学生になっていたら、春、夏休みに翌学期の予習で先取りをしておくしかないのでしょうか。
「人間は、気持ちで動く動物である。」とも言われています。
親や先生など周りの大人の掛ける褒め言葉やアドバイスなどこうした気持ちを動かし続ける言葉が重要なのは言うまでもありません。