学びは人的環境がポイント

2017/08/10
2歳から15歳まで教えさせて頂いた幸校舎の元教え子から、メッセンジャーで「先生︕ IBMに内定が決まりました︕ MIRAIで勉強の楽しさと英語を話すという夢を持たせて頂いたからです。」と報告してくれました。
彼女は、現在横浜国立大学院生の理系女子です。
当時2歳だった彼女の口癖は「ともか、頑張る︕」でした。
2歳の子が本当にそのように言っていたのかと思われる方もおられると思います。
しかし、2歳児は本来怖いもの知らずのチャレンジャーだと私は感じています。
だからこそ当時私は『これはお兄さんお姉さん達がやるものだけれど、ともちゃんならできるかもしれないからやってみる︖』と、なんでも挑戦させていきました。
できなかった時は「ともか、まだ小さいからできない。」と意外にあっさりしていたのは2歳でも分別が既にあったからだと思います。
2歳のチャレンジャーは目をキラキラ輝かせながら、13年間MIRAIで学び続けてくれました。
また、9ヶ月から15歳まで指導させて頂いた現在大学2年生の教え子からラインで「BOSS、どうすれば人の先を行ける人間になれますか︖
BOSSが怠けないで頑張り続けられるのはどうしてですか︖」と質問をされました。
私の返した答えは『なりたい理想の自分像を決めること。』でした。
MIRAIで幼少期より学んでくださった子達が世の中へ旅立とうとする時、学びの古巣を思いだしてくれるのは、そこが勉強だけではない自分作りの大切な場所でもあったからだと思います。
だからこそ、先生でいる限りは生徒にとっての人的環境の最たるものを目指し続けるべきだと思うのです。
MIRAI 専任英語講師 Richardからのメッセージ
今年、イギリスのレスター大学のJim Kingという言語学の専門家が、ある研究結果を発表しました。
キング氏は、日本の学校における英語の授業を48時間ずつ30回見学して驚いたそうです。
ほとんどの授業で、先生たちは日本語で話し、生徒たちは静かにただ本を読んだり、文章を書いたり、CDを聴いたりしているだけだったからです。
生徒たちが英語で話す時間は平均で0.21%だったそうです。
日本では、学校でも日常生活でも、英語を話す機会がほとんどありません。
私が日本語を学んだ時には、スピーキングゲームというアクティビティが大変効果的でした。
例えば、何かについて「どう思いますか︖」と聞かれて、絶え間なくどのくらい話せるかを測ってみるという勉強法です。
次はもっと長く話せるようにと毎回挑戦していました。
このアクティビティは、言葉を沢山知らなくても、難しい文法を使わなくても、誰でもできるのがメリットです。
英語で、言いたいことが言えないから諦めるという考え方をなくして、怖がらずに心を開いて自分が言えることを何でも話してみること、まずは伝えてみることが一番大事なのだと分かるようになりました。
そのようなコミュニケーションができるようになると英語がより好きになり、自然にペラペラと話せるようになるのです。
一緒にがんばりましょう。