小学校の役割とプリンスプリンセス

2017/07/01
パパとママにとって、『わが子はどの子もプリンスでありプリンセス︕』これは、私が「親心」について感じていることです。
このことを若い講師陣に伝え続けていくために、0歳から3歳の最も重要な時期を担うコース名に「プリンスプリンセス」とかつて命名しました。
3歳を過ぎ、知能テストをすると我が子に知能指数が数字化されて出てきます。
小学校に行けば、通知表なるもので点数化されます。
本来どこまで行ってもプリンスプリンセスの我が子のはずが・・・数字化されて見せられます。
親御さんが思ったより悪いと、悩みの種にもなってしまいます。
実際、過去20年間に直営校MIRAIで行われた知能テストのデータを見返しますと、6歳までにIQ155以上をマークされたお子さんは東大や慶応などの有名大学に進学される子がほとんどだと気が付きます。
実際、猛勉強をしないで東大に合格された方々のIQは平均150だそうです。
勿論、例外はあるとは思います。
しかし、データと卒業生の実態とを照らし合わせた際、いかに6歳までの家庭教育と知能教育が、小学校以降の学びにとって重要であるのかを思い知らされるのです。
現代の小学校教育において、最も重要なことが理解されていないのではないかと私は懸念しています。
私が提唱したい小学校教育の重要度の第一は『友達と関われる場と機会の提供』です。
いまや教科書の内容は、WEBからでも学べる時代です。
しかし、友達はWEBの中からは出てきてはくれません。
コミュニケーションの力を付けることが出来るのは、今や小学校が頼みの綱なのです。
そこに気付き本気になって場と機会の提供に取り組んで頂きたいのです。
現代の子ども達が最も必要な力は、子ども同士の遊びやスポーツなどの中から身に着けていくコミュニケーションの力だと捉えています。
そのためにも小学校教諭がクラスをまとめ、学年をまとめていく力が益々求められているのです。
しかし、ゆとり世代で育った若者が小学校教諭になり始めている現代、難しい問題でもあります。
我が子にコミュニケーションの上手な子に育ってほしいのならば、出来るだけ多くの子どもと交わるチャンスを与えてあげておきましょう。
その経験こそが、今後の日本そして世界で生きていく力となっていきます。
そして我が子の人生を豊かにしてくれるのです。